がりそうな場面にどうしても身を置かないといけない場合に、前もって、緊張を和らげ、心と体をリラックスさせる方法として、筋弛緩法を覚えておくといいかも知れません。

筋弛緩法とは、体の特定部位の筋肉を意識的に緊張させ、その後、緩める方法です。
アメリカの神経生理学者、エドモンド・ジェイコブソン博士により開発されたもので、正式には漸進的筋弛緩法といいます。

この筋弛緩法の一番のいいところは、
「本当の脱力とは、こういうことなんだ」
と身をもって実感できるというところです。


しかも、とても簡単です。

とにかく、筋肉に力を入れ、数秒間緊張させた後、一気に力を抜くだけでいいのですから。

やり方としては、自分に最もしっくりくる方法で行えばいいと思います。

私の場合は、次のような方法で行っています。

1.イスに座ります。

2.座った状態で、両手,両足を真っ直ぐ前に水平に伸ばします。

3.その状態で、両手,両足の筋肉に思いっきり力を入れて突っ張るようにします。

4.その状態を10秒間キープします。

5.そして、両手,両足とも、一気に力を抜きます。

これをやることで、心と体の緊張が瞬時に解け、リラックスすることができます。



あがりによる緊張というのは、交感神経によって無意識のうちにもたらされるものなので、自分の意識で持って「緊張するな!」と命令してみても逆効果になります。

しかし、この筋弛緩法を用いれば、意識的に緊張を解きほぐすことができます。

しかも、手軽でできるので、覚えておくと、いざと言うときの助けになりますよ。



また、大勢の前で話したり、初対面の人と話したりすると、あがってしまって、表情が硬くなったり、笑顔がこわばったりすることはありませんか?

そのような場合の対処法としては、表情筋についての筋弛緩法がお勧めです。

日頃から、顔の表情筋を鍛える目的で筋弛緩法を使うのです。

具体的には、こういったやり方がいいかも知れません。

→顔ヨガ(https://youtu.be/NPrqBM9o48Y





間々田佳子さんが教える顔ヨガというのですが、顔のむくみもとれて小顔効果もあるみたいですよ。