プロフィールにも書きましたが、私は、中学時代からのあがり症の自分が、嫌で仕方ありませんでした。
特に、人前ですぐ顔が赤くなってしまう、赤面症の自分が。
高校時代も、大学時代も、人並みに好きになった女の子はいました。
でも、そんな子の前に出ると、極端にあがってしまうんです。
顔が赤くなるのはもちろんのこと、話そうとすると、声は小さくなるし、途中で自分で何を話しているのか、わからなくなる始末。
或る子には「何を言ってるのか、わかんない!」と言われ、好意を持ってもらうどころか、逆に怒らせてしまったこともありました。
また、社会人になって、同僚から、一度、合コンに誘われたこともありました。
最初のうちは、やはり、隣に女性がいるだけで、緊張してしまって、何もしゃべれずにいました。
でも、アルコールが入ってくると、なんとか、緊張感も和らぎ、徐々に話せるようになったんです。その人とも打ち解けることができ、メアド交換をすることができました。
その後、人生初のデート。
定番の遊園地に行ったんですが、これが失敗でした。
アトラクションに乗る待ち時間、話す話題が見つからず、沈黙が流れ、彼女は、手持ちぶさたでスマホばかり見ていました。
そして、3つ目のアトラクションに乗るために、列に並ぼうとしたとき、突然、彼女が・・・
「ごめん。もうムリ! やっぱ、江戸川さんとは合わないわ」
「ここからは、別行動にしましょう!」
そう言うなり、彼女は、身をひるがえして、去って行きました。
一人取り残されてしまった私は、恥ずかしさと、何も言い返せなかった情けなさとで、顔が真っ赤になったまま、その場に立ちすくんでいました。
近くで一部始終を見ていたカップルの内緒でささやく姿が、今でも、私の目に焼き付いています。
こんな調子じゃ、好きな女の子に告白することもできないし、一生、恋人なんてできないんじゃないかと、真剣に悩みました。
あがり症の自分を恨みました。
このままでいいのか!
こんな人生でいいのか!
この先、こんな人生がいつまで続くんだ!
そんな心の叫びが、ことあるごとに、自分の中にわき起こりました。
そして、或る出来事をきっかけとして、
やはり、こんなあがり症の自分と決別しよう!決別しないといけない!
そう踏ん切りが付いたんです。
そう思った瞬間、なんか、ふっと気が楽になりました。
そして、心の底からやる気がみなぎってきたのを、今でも覚えています。
それからです。
私が行動を起こしたのは。。。
本屋に行って、あがり症や赤面症に関する本はもちろんのこと、話し方や聞き方に関する本、自己啓発関係の本など、片っ端から買い込んで、読みふけりました。
それと並行して、インターネットで検索して、あがり症関係のサイトやブログも、次々と見て廻りました。
それらを読んでいくうちに、少しずつ、自分の足りていないところが見えてきたんです。
なかでも、インターネットで見つけた、あがり症克服についての或る電子書籍の一文に、その手がかりをもらいました。
その本には、あがり症を改善するための一番効果的な方法として、或ることが紹介されていたんです。
そのとき、私は、そのことが、今の自分にとって一番に取り組むべきことだ、と気付かされました。
そこで、それを実践するために、自分なりの具体的な方法をいろいろと考えました。そして、その一つ一つを実行していったんです。
初めのうちは、それらのことを実際に行動に移すのに、かなりの心理的な抵抗がありました。
正直なところ、「なんで、こんなことしなきゃいけないんだ」って思ったことも、しばしばです。
「これは、ぼくには無理だ!」と怖じ気づいたことも、一度や二度ではありません。
でも、自分を変えたい、変えるんだ、という強い想いの方が勝りました。
そして、実際にやっていくうちに、次第に慣れというものが出てくるんですね。
そうなってくると、逆に、だんだんと楽しみさえ感じるようになったんです。
さらに、自分なりにいろいろなアイデアや工夫を産み出し、それらを実行に移しながら、試行錯誤を繰り返していくうちに、あがり症を自分でコントロールできるようになってきました。
そして、あんなに苦手としていた、大勢の人前に出たときや、初対面の人と話すとき、特に、女性と話すときでさえ、緊張を和らげ、リラックスした状態を保つことができ、あがり症の症状を抑えられるようになったんです。
このブログでは、そういった、私がかつて自分であがり症を何とかしようともがいていた際に、産み出して、試した方法が、いっぱい詰まっています。
そして、あの電子書籍を初め、その他の本やブログやサイトなどに載っていた様々な知識に、私がヒントをもらって助けられたように、私も、あがり症で悩む誰かのために役に立てたらと思い、自分が今までやってきたことを、このブログで披露することにしたんです。
もし、あなたが、あがり症の改善のために、このブログに書かれている方法を「ちょっと、やってみようか」と、ほんの少しでも思っていただければ、これ以上に、嬉しいことはありません。